マンションを貸すのはとても大変でした。

妻の出身地である北海道に転居

東京の国立市の賃貸アパートに住んでいた私たち夫婦は二人ともサーフィンが趣味で、休日になると千葉県の九十九里にサーフィンに出かけていました。
当時は結婚5年目で私も30代になり、将来的に家を購入しなければと思っていたものの、別段急いでいる訳でもなく、頭の片隅にそんな気持ちを持ったまま毎日を過ごしていました。
その日もいつもと同じように車で九十九里に向かって走っていましたが、いつもとは少し違う道を走って見たくなり、いつも右折する東金市よりもかなり手前の大網白里から海沿いの道を進んでみようと市内の街中を右折しました。
市街地を抜けると田んぼや畑が広がる田舎の風景となりましたが、海からほど近い場所に新築マンションのモデルルームがあり、時間に余裕があったため妻と二人でなんとなく立ち寄ってみました。
部屋はリビングダイニングを含む3LDKで、リビングに入る全面ガラスの扉や自動で便座が上がり水の流れるトイレ、乾燥システム付の浴室などとても魅力的な部屋で、一目ですっかり気に入ってしまいました。
大網白里駅から離れているためか設備の割に料金も自分が考えていた価格よりもかなり安く、一旦は海へ向かいましたが一日中そのマンションのことが頭から離れなかったためサーフィンは早めに切り上げ、再びモデルルームに向かうと、そのまま契約してしまいました。
自分でもびっくりしましたが、頭金も多少の蓄えがあったことと九十九里の海に近いこと、そして何より部屋の内部の作りと外観が気に入ったことが即日契約してしまった理由です。
帰り道に、今日こんな一生を左右する買い物をするとは思わなかったと妻と話していましたが、たまたまいつもと違う道を通ったために巡り合ったのはきっと運命だということで二人とも上機嫌でいたことを思い出します。
それから半年後にマンションが完成し、無事に引越しも終わり新たな生活が始まり子供も生まれて10年近く生活しましたが、突然妻の両親の面倒を見なくてはならなくなり、妻の出身地である北海道に転居しなければならなくなりました。

妻の出身地である北海道に転居 / 10年以上ローンが残っているマンション / 不動産屋は現住居人の言い分を全面的に支持